Purpose of Global Expansion
海外進出に取り組む目的
歴史や文化は、お金で手に入るものではありません。
長い時間をかけて積み重ねられてきたものだからこそ、その国や地域ならではの価値があります。
「日本らしい町並みを見たい」と思ったとき、観光地以外でどこへ行けばよいのか。
この問いに、はっきりと答えられる人は多くないのではないでしょうか。
住宅の分野においては、「安く・早く」が重視される傾向が、どの地域にも見られます。
無垢材の色の変化やひび割れ、伸び縮みは欠点とされ、工業製品として均一に仕上げられた建材が良いものと評価される。
そうした価値観に、私たちは違和感を覚えてきました。


弊社が取り組む古民家再生では、年代に関わらず、再生可能と判断した建物は丁寧に直していきます。
完成後には見えなくなる部分にも多くの工程があり、現場では高い技術と判断力が求められます。
特に解体後に初めて分かる問題も多く、工事は常に予測できない対応の連続です。
それにもかかわらず、こうした仕事を担う職人の技術や価値が、十分に評価されているとは言えない現状があります。

一方で、ヨーロッパでは古い建物ほど価値があると考えられ、
200年、300年と使い続けられている住宅も珍しくありません。
修繕を重ねながら住み継ぐ文化が、当たり前に根付いています。
制度の違いはありますが、価値ある建物への見方を変えるためには、
海外で木造建築や再生工事を行い、その技術と考え方を認めてもらうことが重要だと考えています。その第一歩として、建具のECサイトを入口に、ヨーロッパへの展開を始めました。
地方の工務店が海外に拠点を持ち、職人が行き来しながら仕事をする。
その姿を示すことで、人々の意識は変えられると信じています。
フランス向けECサイト Héritage Kominka

