残すものと、変えるもの。昭和の店舗兼住宅リノベーション
昭和の時代に建てられた、豊岡のとある店舗兼住宅。
このたび、住まいの部分を中心にリノベーションしました。
残したもの
2階の欄間(らんま・壁の上部に設けられた開口部)は、
施主様のご希望で前のお家のものをそのまま使っています。

新しく塗った漆喰の壁と並んでも、少しも浮きません。
この家が在り続けてきた時間が、そのまま空間に残っているようです。
クローゼットも、2階にもともとあった押し入れを杉板張りにして再利用しました。

変えたもの
一方で、これからの暮らしに関わる部分は、思い切って変えています。
玄関は、以前は段差の高いつくりでしたが
上り框(あがりかまち)を2段にすることで、ゆるやかに上がれるように。

洗面・お風呂・お洗濯・お手洗いは、ひとつにまとめました。
将来、1階だけでも暮らしが完結するよう、コンパクトに設計しています。

リビングは、1階の押し入れをなくしたことで以前より広くなりました。
天井の低い昔ながらのお家ですが、ダウンライトを主にし、
壁を漆喰で仕上げたことで、すっきりと広く感じられます。

そして、階段です。
昔のお家の階段は、段差が高く、踏み面が狭いことが多いものです。
今回は階段に使うスペースそのものを広くとり、安全性を考慮しました。

さらに3回、直角に曲げ、上下階を一直線につながない形にしています。
(万が一、転倒した時にも階段を転がり落ちることはありません)

階段を上がったところは北側ですが、2つの窓からやわらかな光が入ります。

2階は、寝室とフリールーム、クローゼットのみ。
シンプルに仕上げています。
寝室は、壁と天井を杉板張りにしました。

使えるところは、そのまま使う

欄間も、押し入れも、まだ十分に使えるものでした。
使えるところはそのまま活かすことで、
思い出の住まいを生かし、コストも抑えながら、
これから歳を重ねても住みやすい住まいになりました。
すべてを新しくすることだけが、リノベーションではありません。
目利きの設計士が丁寧に取捨選択し、新旧が融合した住まいへと生まれ変わりました。
施工の詳細は、こちらの事例ページでもご紹介しています。
→ 豊岡のとある店舗兼住宅
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【別会場】新築店舗テナント 完成見学会を開催中です
8月9日(日)まで、豊岡市中央町で新築店舗テナントの完成見学会を開催しています。※こちらは今回ご紹介した物件とは別の会場です。
焼杉の黒い外壁、勾配天井の2階。水道・ガス・電気も完備しており、すぐに開業いただける状態です。
- 日時:8月3日(月)〜8月9日(日)10:00〜16:00
- 場所:兵庫県豊岡市中央町(詳しい場所はご予約後に個別にご案内します)
- 完全予約制
- ご予約:専用予約フォーム、またはTEL 0796-20-1996
出店をお考えの方はもちろん、この街に新しい場所ができる様子を見てみたい方も、どうぞお越しください。
見学会の詳細はこちらの記事もあわせてご覧ください。
